青森県の短命の原因でもある保護者や家族の早世。子どもがヤングケアラーにならないために、家族みんなで一緒に学び、考えてみませんか。
開催日
2024年 9月29日(日)
開場 13:45 / 開始 14:00
会場
十和田市民交流プラザ トワーレ
〒034-0011
青森県十和田市稲生町18-33
℡ 0176-58-5670
対象
大学生までの子どもと保護者・祖父母
行政、教育、社会福祉関係者等
※ 大人のみの参加も可。
定員
会場参加
1組3名まで 20組限定
オンライン参加
Zoom 500回線限定
参加費
無料
プログラム・講師
14:00〜15:00
講演「ヤングケアラーに光を 〜十八歳からの十年介護〜」
講師 : 町 亞聖 氏
元 日本テレビ アナウンサー
15:00頃〜15:20
食育講話「手軽に野菜をとる方法」
青森県立保健大学栄養学科学生
15:20〜16:20
シンポジウム「子ども食堂 〜子どもの食支援からみえてきたこと〜」
司会進行
佐藤千恵子 氏
八戸学院大学 人間健康学科 教授
シンポジスト
町 亞聖 氏
元 日本テレビ アナウンサー
水尻和幸 氏
十和田子ども食堂実行委員会 代表
橘 清子 氏
株式会社 たまゆら 代表
気田多香子 氏
十和田こども家族センター
16:30〜
トワーレ駐車場内 子ども食堂バス すこやか弁当販売
子ども食堂&すこやかめし コラボ企画
テーマは「地産地消」 1食 ¥500(100食限定)
協賛 : 太子食品 さま
後援
- 青森中央短期大学
- 公益社団法人 青森県栄養士会上十三地区会
- すこやかめし
支援
本事業は、公益財団法人 むつ小川原地域・産業振興財団の支援を受けて実施しています。
活動報告
子どもの貧困や子どもによる家族のお世話、ヤングケアラーの存在が注目されていますが、本県の実態や支援活動についてはあまり知られていません。青森県の実態調査によると小学生~高校生の4.8%がケアラーであると推計されており、国レベルでは中学生の12人に1人、高校生の24人に1人と報告されています。県、国ともに、介護内容としてもっとも多いのが「家事(食事)のお世話」です。青森県は県民所得が低いうえに、健康問題としての早世があり、子どもが貧困やヤングケアラーの環境に置かれやすい状況にあると言えます。
講演では、実際にヤングケアラーであった町 亞聖先生より、実体験と必要とされた支援や今後の課題についてご講演いただきました。シンポジウムでは、十和田市こども食堂実行委員会、三沢市たまゆらのみんなの食堂からの子どもへの食の支援の活動報告、十和田市子ども支援課からは、ヤングケアラーになった場合の相談窓口や支援内容を発表していただきました。
参加者からは、看護の視点、民生委員や町内会からの視点等から、子どもの貧困やヤングケアラーに対して必要な支援へつなぐことの重要性の意見交換がなされました。学生による食育講話、十和田子ども食堂バスでは健康弁当の配布が行われました。